野菜350g摂取の重み
大脳の壊れに効くとのことで有名な睡運瞑菜ですが、野菜350gってどんなものなのかわからなくなったのでメモ。
典型的なこたつ記事ですが。
参考 ー 睡運瞑菜
はてな界隈リアクションの印象としては「ちょっと多くない?」的な反応が多く、漠然と結構な量あるのかしら、と思っていたのですが。
上記サイトで代表的な(割と我が家の食卓に上がる)ものの目安の重量を参考に換算すると……
きゅうり 3.5本(@100g)
ごぼう 2.3本(@150g)
だいこん 約1/3本(@1000g)または 14cm(@25g)
キャベツ 約0.3個(@1200g) または 7枚(@50g)
白菜 約0.18個(@2000g) または 3.5枚(@100g)
ふむー。
なんかいけそうな気がする。まあ、歩留まりとかどうなってるのかしらというのはあるので、自分で買って測ればよいのだけれど。想像していたよりも多くないような。きゅうり3.5本とか余裕では。
ただ、きゅうりは世界一栄養価の少ない野菜としてギネス認定されているのだけれど、一日にそれだけではなんとなく栄養は偏りそうである。(栄養価については異論あるが)まあ、睡運瞑菜の教義において栄養の多寡は重要ではないのかと思う。
350gをどう考えるか
野菜350g。とりあえず、我が家では余裕でいけそう。という結論なのだけれど、教義が抽象的であるために、実際に運用するにあたって、いくつか疑問に思うことはある。うち一つは上記に記載した栄養価の問題だが大脳にはきっと関係ないとして不問。
- 調理によって重量が変化するものをどう扱うか
- 乳幼児や体格によって値が変わるべきなのかどうか
- どこまでが野菜とされるべきか
一つ目の問題が運用上一番悩ましいところで、摂取を謳っているのだから調理済みのものなのかしら、と料理後の摂取量で考えたとすると、元の野菜重量をかさ増しできる可能性あり、言ってしまえばレメディ的な感覚でも戒律に背かずにいけてしまう問題があり、とってもホメオパシーである。
しかし、調理前状態ということであると、大概の野菜は重量が軽くなってしまう。というか、そもそも野菜は約9割が水分なので、調理前基準の「野菜350g」は実際には「野菜的な成分35g + 水315g」ではある。どうなのか。例えば、白菜350gを無水で煮てスープだけしか食せない場合には背教的な行為となってしまうのかどうか。この辺がわからないため、解釈的な問題から分派してしまう懸念があるのではないか。
二つ目はどちらかというと子供に対して、どうしていくか、という話で、親としては当然子供の大脳が壊れないようにする義務があるのだけれど、流石に350gは食わせすぎだろう、という年齢はある。乳幼児に対する配慮がないという点で、どのように解釈運用していくのかは考えどころだ。
三つ目は、じゃがいもは野菜か、ということでよく話題にあがるものだが、芋類は全面的に駄目なのかどうか。例えば長芋などは感覚的に野菜に含められることが多いのではないか。逆にかぼちゃは野菜とされるが、どちらかというと穀物に近いのではないか、などという問題である。
地方によっては、摂取できる野菜に制限があったりもするので、この辺りの話は、禍根を残しそうである。
なんにせよ、睡運瞑菜は350gという数字も含め、どれも定量的な指針がでているものではないので、あまり福音的に考えないほうが精神衛生的には良さそうではある。
まあ、とりあえず野菜高いですね。マジで。
白菜1玉1000円ということは、およそ豚肉よりも高いことになるんだよなあ、などと。
以上。